富士山

 大阪万博旅行記'25 2025年5/22

5/22(木)、休暇を取って家族で大阪・関西万博EXPO2025に出掛けました。

向かうは万博会場の夢洲です。

夢洲は大阪湾の埋立地であり、地理的に見れば大阪なのに我が家がある伊丹の真南かそれより少し西にあります。

ただ電車では真南に直進できないので、一旦南東の大阪市内へ出て西へ向かうわけです。

この日はJR伊丹9:11発の電車に乗って東西線の海老江で降り、地下で繋がる野田阪神から千日前線で阿波座まで行って、中央線に乗り換えるルートで移動。

普通の人は本町か弁天町で中央線に乗り換えるので、そこを外したら良いことがあるんじゃないかという勘でした。

結果、全然意味ありませんでした。

阿波座から満員電車に無理やり乗り込んだので4歳と6歳の息子たちは不満タラタラ。

伊丹から1時間弱かけて終点の夢洲駅に到着。

駅を出るとジリジリと陽射しが照り付け、朝まで降っていた雨で湿度も高く、子供たちは「暑い!疲れた!」を連発。

まだ入場していないですがもう嫌になっている子供たちを宥めながら入場ゲート前の列に並びました。

東ゲート行列

一番端の列に並んだのですが、全然進まない...。

5分くら並んでから周囲を見渡し、明らかに他の列より遅いことを確信し、スピードが速そうな列に移動。

並びなおしたら15分くらいで入場ゲートを通過出来ました。

どうも端の列は1台しかない通過レーンに2列並んでいる状態だったので遅かったようです。

自分が置かれている状況を常時把握してアクションを起こす必要があるという万博の試練です。

いずれにせよ駅に到着してから入場までに少なくとも30分はみておいた方が良いですね。

我々は10時入場予約でしたが、既に11時入場の方々が別の場所に大量に列を成して待機してました。

それはともかく入場して最初に子供たちが向かったのはギフトショップ。

ミャクミャクのぬいぐるみ\5500とフィギュアーツ\6600を買わされました。

ミャクミャクのぬいぐるみ&フィギュアーツ

実は今回大人通常6000円のところを75%OFFの1500円で入っているのですが、入場僅か30分でお返ししました。(笑)

入場ゲートから少し歩くとミャクミャク様が膝をついてお出迎え。

ミャクミャクモニュメント

その背後にはこの万博のシンボルである大屋根リングがあります。

大屋根リング

このリングは内径615m、外径675mで、単純計算で1周約2kmあります。

世界最大の木造建築物としてギネス記録にも登録されています。

大屋根リングの構造

大屋根リングを見ていたら時刻は11時15分を過ぎたので、11時半予約の電力館へ。

電力館-可能性のタマゴたち-は関電などの電気事業連合会のパビリオンです。

電力館

7日前抽選で運良く当選していたので入ることが出来ました。

詳細は他のサイトで紹介されているので割愛しますが、光るタマゴを持ってパビリオンを回り、エネルギについて学べます。

就学前の我が子らも説明の中身は分からないでしょうが、身体を使って色々楽しめたので良かったです。

光と音のショーもあり、シンプルに美しかったです。

電力館内部

ショーでは真っ暗になったりするので、過敏な長男がパニックを起こさないか心配していましたが杞憂でした。

親としてはこういうところで成長を感じさせられるわけです。

電力館の出口付近に大きなガチャガチャがあり、当然ながらやりたいという息子2人。

そのお値段はなんと1回1000円!

せっかくなので嫌な顔せずに2000円払いました。

ハズレは無いものの、一番数の多いエコバックが2個手に入りました。

この万博はかけうどん1杯1000円の世界なので、外の世界に比べて貨幣価値は1/3くらいになります。

電力館を出たら正午を過ぎており、大屋根リング下に敷物を敷いてお弁当。

パビリオンなどに飲食店はありますが、高いし並んだりして大変だろうから私が朝早く起きて弁当を用意したんです。

大屋根の下は影になっているのでそこまで暑さを感じることなく、快適に昼食が出来ました。

昼食を終えて、ここからはノープラン。

目の前にある人気のフランス館などは信じられないほどの長蛇の列で見るからに無理。

フランス館

大人はどこのパビリオンに行こうかと考えるのですが、子供にとってみればそんなこと知ったことではないです。

遊具があったりするので、万博まで来て滑り台とかシーソーとかを楽しんでいました。

ただ遊具には直射日光が射し、そこそこ遊んだら暑くて子供たちはヘトヘト。

子供たちに元気を取り戻させるために近場のピカチュウのモニュメントに連れて行きましたが、「もう疲れた死ぬぅ」といった顔をして写真は撮らずじまい。

ピカチュウ

仕方ないので、月化粧とうなぎパイのコラボショップでアイスとミックスジュースを買って休憩。

しばらく休憩すると顔に生気が戻ってきたのでリスタート。

とりあえず冷房がある所に行きたかったので、隣にあるコモンズAに入ってみました。

コモンズは沢山の国がブースを出しているところで、地理マニアとしてはこういう国の方が興味があります。

各国の展示を見ていて、ふと目線を足元にいた次男に向けると、そこに彼の姿が見当たらない。

音もなく消える迷子の達人の本領発揮です。

勝手に歩き回るので、コモンズAの中だけで何回見失ったか分かりません。

長男は母親にべったりで離れませんが、次男は怖いもの知らずなので目が離せません。

何とか次男を発見したのですが、どうも各国のブースにあるスタンプが気になっているようでした。

小さいお子さんがいる場合、スタンプ集めが出来るように紙を持っていくことをオススメします。

コモンズAを出て、会場の中央にある「静けさの森」へ。

その中には水を溜めているエリアもあり、小さな子供たちがプール感覚でビチョビチョになって遊んでいました。

暑そうにしている我が子らにも入ってきたらとオススメしました。

「いや、入らない」と即REJECTされました。

予めそういうものがあることを知っており着替えまで用意していたのに...。

親の思うように子供は動かないということです。

行く当てが無いので空いていそうなところをフラフラ探し、廃校になった小中学校を移築したDialogue Theater-いのちのあかし-に入ったりしました。

相手と共感すると香りが出る装置なんかもありましたが子供には難し過ぎたようです。

逆に子供たちが一番興奮して楽しんでいたのが静けさの森の南側にあるいのちパーク

ここでは15分に1回の頻度で3分間大量のミストが地面から出てきます。

濃いミストなので向こう側が全然見えなくなるレベルでそこを走り回る子供たち。

万博に安全巡視があったら絶対に指摘されますね。(笑)

いのちパークの横にあるクラゲ館にも行ってみました。

クラゲ館

クラゲ館の自由入場エリアには色んな音が出るものが置いてあり、小さい子供たちが楽しめるようになっています。

クラゲ館の出口からはカッコいい中国館が見えますが、ここは人が並びすぎなのでスルーです。

中国館

クラゲ館の南隣には落合洋一プロデュースのパビリオンnull2があり、鏡面の振動する壁のインパクトが凄かったです。

null2

null2の近所に人だかりがあり、ちらっとのぞいてみると、吉村大阪府知事とひろゆきが対談していました。

我らが青春の2chを作ったひろゆきを生で初めて見ましたが、そこまで感動はしなかったです。

いのちパークのさらに南側にはウォータープラザがあり、10-16時の正時になると噴水ショーが開催されます。

ウォータープラザ

近くにエキスポのモニュメントやポケモンのラプラス像もあるので記念撮影には良い場所です。

EXPO2025モニュメント

ラプラス

ウォータープラザ前にはベンチがあり、妻と息子たちは一旦ここで休憩。

私はじっとしていられない性分なので、15分ほどフラフラ散策。

この日は英国ナショナルデーだったようでイギリス館からはバグパイプの音が漏れてきました。

イギリス館

西側エリアにある巨大ガンダムを拝みに行こうかとも思ったのですが、遠いので諦めて家族のところに戻りました。

夕方になり、段々と過ごしやすくなってくると、このタイミングで子供たちは元気になっていきます。

ミャクミャク柄の遊具やモニュメントがそこかしこにあるので彼らにはそれが一番楽しいようです。

ミャクミャク?

遊んでいる子供たちが見れる場所に休憩所があって、逆に体力の限界が近い大人はそこで休憩。

相当遊んでから、最後のパビリオンとしてコモンズDに入りました。

ここも小国がブースを出している程度ですが、個人的には楽しめました。

案の定、次男は迷子になりましたけどね。(笑)

コモンズDを出て東へ歩き、せっかくなので大屋根に上ってみることにしました。

エスカレータで上った大屋根には色とりどりの花々が植えられていて想像以上にきれいです。

大屋根リングの上

西日に当たりながら大屋根からウォータープラザ周辺を撮影したりしました。

ウォータープラザ周辺の眺望

このまま素直に帰れれば良かったのですが、大屋根から下りて再び遊具で遊び出すのが本能で生きている子供たち。

しばらくするとお腹が減ったと言いパンを探しに妻と長男が離脱。

私と次男は公園で遊んでいたのですが、母親がどこかに行ったと知るとギャン泣き状態に陥りました。

結局、所望のパンが見つからず帰ってきた長男とグダグダの次男。

何かないかと探して見つけたのが東ゲートを入ったところにあるローソンでした。

ローソンは価格も普通で何でも揃っていて、まるで砂漠の中で見つけたオアシスでした。

ローソンでパン、おにぎり、お菓子を購入してベンチに座って食べていたら子供たちは復調。

途中でトイレ(大)に行きたいと急に言い出しましたが、万博にはきれいなトイレが沢山あるのでそこは安心です。

こうして19時を過ぎてようやく東ゲートから帰路についたわけです。

夕方の東ゲート

ただゲートから駅までめちゃくちゃ大回りさせられることだけは勘弁してほしかったです。

帰りは夢洲から地下鉄に乗り、弁天町でJRに乗り換えて帰りましたが、次男は地下鉄の段階で爆睡。

家に帰るまで16kgある次男を妻と私で抱っこするのは地味にハードでした。

一日遊んで最後に筋トレまでさせられたわけですが、楽しめたので良しとしましょう。

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