房州旅行記'24 2024年12/13-12/14 |
12/13(金)17時頃、出張を終えて東京ビッグサイトから新橋へ。 たまには新橋から東京駅まで歩いてみようと思い、徒歩で東京駅方面へ。 途中の銀座インズ3にあるスパゲティ専門店「ジャポネ」で明太子スパゲティを頂きました。 詳細 スパゲティよりも太めの焼きそばのような感じでしたが味もボリュームも文句無しです。 夕食を食べ終えて、東京駅八重洲口に到着し、新幹線に乗るかと思いきや竹バイクの足は高速バス乗り場へ。 私の足が勝手に動いて18:20発の館山行に乗り込んでしまいました。 ということで今回は千葉県南部に位置する安房国(房州)を旅します。 バスはレインボーブリッジを渡り、羽田空港を通り過ぎてアクアラインへ。 下総スルーで川崎経由で木更津へワープ! アクアラインは思ったより短く、あっという間に千葉県木更津市。 その後、バスは房総半島を南下し、途中下車する乗客を降ろしながら最終目的地の館山に20:15頃に到着。 所要時間は大体2時間ですが、電車と比較して時短なので東京-館山間は電車よりもバスの方が本数が多いです。 館山は弱い雨が降っており今回泊まるtu.ne.HIGOROというホテルまで微妙に濡れながら移動。 下の写真は翌日撮ったもので、ホテルというより何かのオフィスビルですね。 トイレ、シャワー、水回りは共用ですが、部屋はきれいでダブルベッドもふかふかで男一人旅には十分過ぎます。 チェックインの時に地図を渡され、夜でも営業している店が駅の西側にあると教えて頂きました。 荷物を置いて小雨の降る中、地図を片手にいざ夜の館山へ。 踏切を渡って西へ少し歩くとスナックやバーが立ち並ぶ渚銀座商店街が現れました。 金曜の夜なのに人通りがほとんど無い...。 竹バイクは夜の店には入らず、21時を過ぎても営業されている光寿司という地元のお寿司屋さんへ。 詳細 見た目はすごく入りづらいですが、中に入ると元気な大将が迎えてくれました。 店に入った瞬間にめっちゃ大きい声で挨拶されるのでちょっと心の準備にして行ってください。(笑) 上にぎりと一緒に大将から館山とこの辺りのエリアの話を聞きました。 今でも120軒のスナックやバーがあるらしいですが、昔は男が楽しめる店があって治安は悪かったけどもっと栄えていたそうです。 微妙にオブラートに包みましたが、ストリップやソープランドなどが沢山あったようです。 夏の館山はマリンアクティビティで観光客も多いようですが、この季節の館山は風が強くてあまりオススメではないんだとか。 いや、竹バイクはそういうマニアックなところに惹かれてやってきたんですよ。(笑) こうして楽しいおしゃべりをしてホテルに戻ってシャワーを浴びてサイト更新。 気付けば日が替わったので明日に備えて眠りにつきました。 12/14(土)は朝6時半に起床。 身支度を整えてホテルをチェックアウトし、7:20頃に館山駅前のタイムズで車を借りました。 車に乗って最初に向かうのは市街地の南にある館山城です。 5分ほどで駐車場に到着して、高台まで400mほど歩くと天守閣が現れました。 南総里見八犬伝はフィクションですが、そのタイトルにある里見氏の城が館山城です。 城も立派ですが、高台から見下ろす館山市街と遠くに見える富士山は感動モノでした。 館山城周辺は20分くらいで見終えて、再びスタート地点の館山駅に戻ります。 駅前にある館山中村屋というパン屋が8時開店だったためです。 詳細 このパン屋の名物のピーナッツクリームが入ったぶどうぱんとメロンパンを購入して再び車で移動。 次の目的地は北へ3.5kmほどのところにある那古寺です。 この那古寺は坂東三十三観音の結びの寺であり、仁王門や多宝塔も立派です。 境内のちょっと上がったところから観音堂と一緒に朝日に照らされる街と海を見渡せました。 こうして寺を出て車に戻ると8:30になっており、ここで一旦館山を離れてさらに北の鋸山を目指しました。 |
房州旅行記'24 2024年12/13-12/14 |
館山市北部の那古寺を8:30頃出発し、次に向かったのは鋸山(正式名称:乾坤山)。 鋸山は安房と上総とを隔てる山であり、鋸南町と富津市の間にあります。 国道127号線を走り、南房総市の旧富浦町、旧富山町を通過し、鋸南町を経て鋸山までは30分ほど。 鋸山へのアクセスはロープウェイ、鋸山登山自動車道、鋸山観光自動車道の3つがあります。 今回は山の中腹にある日本寺の駐車場に車を停める鋸山観光自動車道を選択しました。 理由は単純明快で無料だからです。 日本寺に入るにはお金は要りますが、鋸山全体が日本寺の境内になっているので避けて通ることはほぼ不可能です。 したがって、鋸山は登山というより日本寺の広大な境内を参拝することになります。 9時過ぎに駐車場に到着し、朝から何も食べていなかったので車内で館山中村屋のぶどうぱんを頂きました。 お腹をちょっと満たしてから必要な荷物だけ持って、登山(参拝?)開始。 東口管理所で入場料700円を支払って入場すると、最初は寺っぽい建物がそこそこあります。 そして大仏広場には奈良の大仏よりずっと大きな高さ31mの日本寺大仏があります。 ここから階段を上ったり下りたりしながら道沿いに並ぶ羅漢石造群を見ながら歩きます。 いっぱいあり過ぎて何を取り上げたら良いか分かりませんが適当にチョイスしたものを貼っておきます。 一体ずつ顔や姿勢が異なるのでゆっくり見えいたら日が暮れてしまいます。 息を切らして上がること30分ほどで鋸山一番の見所である地獄のぞきへ到着。 垂直に反り立つ壁から飛び出したポイントで皆さん写真を撮っていました。 竹バイクはビビりなのであまり近づかずに遠くから地獄をのぞいていました。 そうして温かい陽射しを浴びながら購入していたメロンパンを頂きました。 メロンパンを食べ終えてここから戻りですが、普通の登山と異なり日本寺は異なるコースで戻れるので飽きずに下山出来るのが良いところです。 私がメロンパンを食べていたポイントの真下に百尺観音と呼ばれる巨大な観音様が岩に彫られています。 知らずのうちに観音様の頭の上にパンをこぼしたことをお許しください。 百尺観音に至る道も垂直の壁の迫力が凄いです。 鋸山は建材として活用される房州石の産地であり、このような切り立った壁がそこかしこにあるのです。 私は訪れませんでしたが、ラピュタの壁なるポイントもあるようです。 十州一覧台からは眼下に浜金谷港がきれいに見えました。 その後も歩きながら色々写真を撮って、車に戻ったのは10時半前。 少し早いですが近くの保田漁港で昼食にすることにしました。 訪れたのは漁協直営の料理店ばんやです。 詳細 色々メニューがあり過ぎて悩みましたが海鮮丼が高過ぎたので、カジメとアジのたたきぶっかけ丼を注文。 カジキは知っているけどカジメってどんな魚だろうとワクワクしながら待っていました。 ...海藻でした。 気を取り直して、この辺りはアジが名物なのでアジを味わえたらそれでオッケーです。 こうして鋸山と鋸南町を離れて再び館山方面に戻るのでした。 |
房州旅行記'24 2024年12/13-12/14 |
保田漁港で昼食を終えたら時刻は11時過ぎ。 国道127号線を戻り、次に向かうのは館山市の一番北側に位置する大福寺崖観音です。 名前の通り、崖の側面の観音堂があるお寺です。 駐車場に観光バスが一足先にやってきていたので館山指折りの観光スポットのようです。 観音堂は崖にあるだけあって、遮るものも無く見晴らしは最高です。 観音堂の天井には南房総で見られる108種類の動植物の天井絵が描かれています。 ちなみに崖の下にある大福寺の本堂はこんな感じです。 那古寺でも思いましたが、この辺りの寺社にはソテツが植えられていることが多いです。 崖観音を離れて、次に向かうのは館山市街の北にある鶴谷八幡宮。 寺社ばかり巡ってますね。(笑) 立派な社ですが、土曜日に訪れている人は皆無で独占出来ました。 八幡宮参拝を終えたら正午過ぎで、他の場所に行くことも出来ましたが駅も近いので12時半前には車を返却。 この後は館山駅から海岸方面に歩いてみました。 駅から西へ延びる夕映え通りは電柱が地中化されており、背の高いヤシの木がTHE南国です。 この通りを西進すると北条海岸に突き当り、南北に走る海沿いの道路も南国感が強いです。 館山の海は黒潮沿いだけあって、青から緑に近い色をしていて和歌山のそれに近い美しさがあります。 ただ砂は黒くて白浜的なものを想像するとちょっと違います。(関東は火山岩が多いから?) 黒い砂浜を歩いてふくらはぎを鍛えながら到着したのは渚の駅たてやま。 渚の駅というだけあって海辺の広場という建物には魚を展示している水槽があったりします。 ここで家族用にお土産を購入して、次に無料の展示スペースである渚の博物館を覗いてみました。 まず驚かされるのが博物館に占めるさかなクン関連スペースの割合です。 さかなクンは館山在住ということで展示スペースは半分以上さかなクンでした。 そういえばこの建物の壁面に書かれている絵もさかなクンですね。 もうこの街の偉人に指定しても良いのではないかと思うくらいです。 こうして今回の館山観光で計画していたことを全て終えて駅に戻りました。 館山駅に着く直前に木更津方面の電車が発車してしまい次の電車を調べると...。 なんと1時間後...。 バスもありますが、電車の気分だったので時間を潰します。 14時前にこの日2度目の昼食を駅近くの館山食堂で頂きました。 詳細 頂いたのは魚フライと刺身3種盛の定食です。 新鮮なのに値段は良心的で館山駅周辺で迷ったらオススメです。 こうして14:42発の内房線木更津行に乗り込みました。 1時間弱経過して君津で久里浜行快速に乗り換え。 ずっと座ってPCで作業していたので苦ではなかったですが、千葉市に近づくに連れて人が増えだしました。 17:11に東京駅に到着。 立ち上がったときに下半身に痛みを覚えたのですが、このときは単なる運動不足による筋肉痛だと思っていました。 お腹もいっぱいなので特に東京駅では何もせず、17:30の新幹線で帰阪して房州旅行を終えたのでした。 まさか東京でインフルエンザをもらってきていてこの後数日寝込むなんてこのときは夢にも思っていませんでした。 |
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