富士山

 加賀旅行記
 2018年03/10-03/11 (加賀温泉編)

3/10(土)、この日は青春18きっぷを使って金沢を目指します。

朝7:28にJR伊丹駅を出て、尼崎駅で敦賀行の新快速に乗り換えました。

京都を抜け、朝日に輝く琵琶湖を眺めながら湖西線を北上し、敦賀駅に9:50に到着。

目の前に止まっている福井行の普通電車にダッシュで乗り換えたときに気付きました。

思った以上に18きっぷ利用者ばっかり...。

こうして何事もなく10:47に福井駅に到着。

福井駅から金沢方面に行く次の列車は11:13なので一旦福井駅で降りてブランチ。

ブランチと言ったらカッコいいですが、改札すぐの今庄そばという駅そば屋さんで玉子うどんを頂きました。 詳細

そばを食うのにはそれほど時間はかからなかったので少しだけ福井駅前を散策しました。

知らないうちに福井駅前は再開発が行われており、私の記憶にある福井駅とは全く異なる様相でした。

でも景色を見て歩いているうちに景色が変わった理由が分かりました。

福井だけジュラ紀に逆戻りしていたようです。

昔から勝山は恐竜を前面に押し出していましたが、福井市はそれほどではなかったような...。

地方自治体は生き残りをかけて必死みたいです。

こうして福井駅とはお別れして、11:13発の金沢行に乗りこみました。

45分ほど電車に揺られて、最初の目的地である加賀温泉駅に11:58に到着しました。

ここは加賀温泉と呼ばれていますが、加賀温泉という温泉は存在しません。

南に山代温泉と山中温泉があり、北に片山津温泉があって全体として加賀温泉としているようです。

ただ各温泉に徒歩や自転車で行くのは遠いのでレンタカーを利用しました。

18きっぷの旅なのにレンタカー使うとか違反だろ、ゴラァ!!

私の耳にはルール違反だとかいうヤジは聞こえません。

なぜなら私がルールだから。

こういうときのために竹バイクはTimesのカーシェアリングをしているんですよ。

日産ノートに乗って、まずは南に15分ほどのところにある山代温泉に行きました。

あけぼの広場の無料駐車場に車を停めて、散策開始です。

山代温泉は古総湯という大衆浴場を中心に温泉街が構成されています。

山代温泉くらい名の知れた温泉なら人でごった返しているだろうと思ったのですが、観光客の姿はちらほら。

所々に雪が残る3月の北陸というのに足湯に入っている人はゼロでした。

温泉寺や服部神社というちょっとした寺社もあります。

面白いことが無いなと思いながら散策していると、服部神社の鳥居の前で20歳前後の女の子が大きな声でこんなこと言ってました。

服部平次君みたいに素敵な男性に出会えますように!!

あんな絶滅したであろう関西弁ライクなsomethingを発する輩が良いんですか...。

それはともかくこの温泉街には飲食店もそこそこあるので食べるのには困りません。

竹バイクも前日に餃子の店をマークしていました。

...ただメモを確認するのを忘れてスルーしました。

正しくは次の目的地の山中温泉にあると勘違いしてスルーしちゃったんです。

山代温泉と山中温泉って名前が似すぎていてどっちがどっちか分からないんですよ。

山代温泉観光はこれくらいにして車でさらに15分ほど南下して到達したの山中温泉のあやとり橋。

あやとり的な橋ということで複数の鉄骨を組み合わせて幾何学的に美しい形状となっています。

山中温泉も中心には総湯があって、ここから伸びる道が観光のメインとなっています

ただ時刻は13時半になっており、お腹が減ったので総湯の裏にある天ぷら店たねだに入りました。 詳細

ちょっと無愛想な職人気質のおっちゃんが揚げる天ぷらは具材の味を大切にしていて美味しかったです。

食後に少しメインロードを散策してみると、山代温泉よりも山中温泉のほうが温泉街っぽかったです。

メインロードを歩いていくと、こおろぎ橋という橋が現れました。

観光の目玉としてピックアップされているのですが、こちらはただの木造の橋でした。

それでも山から流れ来る雪解け水が激しく流れる様は迫力がありました。

こうして元来た道を引き返し、総湯に入ってみることにしました。

総湯の前にある飲泉所で飲んだ時は硫黄の香りがしたのですが、お風呂は全く臭くなかったです。

少し熱めなので長時間入っているとのぼせてしまうので、20分ほどで風呂を出ました。

気付けば15時になっていたので、車に乗り込み、一路加賀温泉駅に戻りました。

車を返して、加賀温泉駅15:43発の金沢行の普通電車に乗りました。

小松にも少し惹かれましたが今回はスルーして金沢駅に16:37に到着。

駅に到着する前に車掌さんが自動改札があるので自動改札を使ってくださいとアナウンスしていました。

数年前まで自動改札が無かった北陸ならではの放送でした。

ただ改札を出て感じたのは福井駅と異なる都会感。

歩いている人が多くて、駅構内の商業施設も立派です。

とりあえず駅から5分ほどのところにあるドミトリーBlue Hour Kanazawaにチェックイン。

カプセルホテルを少し広くして壁をしっかりさせた感じの部屋で、非常に快適でした。

少し早めの食事にしようと金沢駅構内にあるおでんと郷土料理が食べられる黒百合に行ってみました。 詳細

到着して驚いたのは店の周りにいる人の量。

17時過ぎだというのに私より前に20人くらいが名前を書いていました。

ただ記名方式ということで名前を書いたら呼ばれるまでどこにいても良いので、金沢駅構内で散歩したり立ち読みしたりしていました。

こうして18時頃になってようやく入店出来て、地酒とともに金沢おでんと治部煮などの郷土料理を頂きました。

ほろ酔い気分で店を出て、少し遠いですが散歩気分で夜のひがし茶屋街まで歩いてみました。

19時頃になると金箔屋さんなどお店は当然やっていないので明かりが少しだけあるだけで人通りも疎らです。

それが竹バイクの狙いで静かな雰囲気の写真が撮りたかったんです。

同様に主計町(かずえまち)茶屋街と浅野川もこんな感じで撮れました。

こうしてドミトリーに20時前に戻ってシャワーを浴びて布団の中で翌日の予定を立てていたのでした。

 加賀旅行記
 2018年03/10-03/11 (金沢編)

3/11(日)、ドミトリーでも予想外にぐっすり眠れて朝から快調です。

7時前に起床し、身支度を整えて、7時半前にはチェックアウト。

まずは朝ごはんを食べに近江町市場の山さん寿司本店に向かいました。 詳細

7時半開店ですが、開店から10分ほどで満席になって外に行列が出来ていました。

私は幸運にも並ばずに入店出来、一番人気の海鮮丼を注文しました。

見た目からしてヤバすぎる豪華さです。

でも味は確かで\3000払ってでもまた食べに行きたくなりました。

豪華な朝食を食べ終えて、開店準備を始めている近江町市場を南に突き抜けました。

こうして金沢城の西側にある尾山神社に到着。

この神社には国の重要文化財に指定されている和洋折衷の不思議なスタイルの神門があります。

以前金沢を訪れた際にこの神門に魅了され、また行きたくなったんです。

神社の後はこれまで行ったことのない金沢の観光名所を巡ることにしました。

神社から西へ10分ほど進むと長町武家屋敷跡があります。

土塀が連なる古い街並のは萩にもありますが、金沢の方が道幅が狭く、私はこちらの方が好きです。

ここから金沢の繁華街片町に至り、犀川にかかる犀川大橋を渡ります。

橋を渡って少し歩くと金沢三大茶屋街のひとつ「にし茶屋街」に到着。

まだ店が開く前だったからか人通りは少なかったです。

ひがし茶屋街に比べると規模も小さいので、わざわざ行く価値があるかは個人の判断になります。

近くの寺町エリアには忍者寺と呼ばれる奇妙な構造の妙立寺もありますが、予約必須なので今回はパスしました。

にし茶屋街から片町方面に戻って、今度は金沢市役所の横にある金沢21世紀美術館に行ってみました。

ただ10時のオープン前だというのにチケット売り場には長蛇の列。

金沢の観光ルートに入っているからってだけで来てるやろ...。

こんなに多くの日本人が現代美術に興味があるとは到底思えないわけで...。

とか言っていたら加賀百万石のプライドを傷つけたようで地元民の反感を買い、次のような仕打ちを受けました。

プールの底に沈められました...犯人は地上でほくそ笑んでいる奴らです。

私の敵討ちを誰かお願いします...っていうのは冗談で、これは唯一写真を撮って良い作品です。

上から見ても下から見ても楽しめるのはなかなか面白いアイデアです。

常設展とは別にカナダ人芸術家のジャネット・カーディフ&ジョージ・ビュレス・ミラー作品展をやっていたので楽しんできました。

1時間待ちの展示とかもありましたが、時間の無い18きっぷツーリストなのでそれは流石にパスしました...。

こうして1時間ちょっと美術館を楽しんで外に出ました。

外に出ると、いつの間にか晴れ間が無くなり、小雨が降ってきました。

天気の変り方がロンドンばりです。

少し早めの昼飯を食べるために片町のビル1Fにある宇宙軒食堂というところに行きました。 詳細

名前は中二病的な感じですが、名物は豚バラ定食と至って普通なんです。

朝を豪華にし過ぎたので、昼は庶民的にしないとバチが当たりますからね。

昼飯を食べてから近くにあった歩行者天国をぶらぶら散策。

道の両側にセレクトショップやカフェなどが軒を連ねていますが、日曜なのに人が少なかったです。

そこから東へ歩いて兼六園南側の随身坂入口に到着。

せっかく金沢に来たのだから兼六園くらいは見ておかないといけませんよね。

\310払って入場したのですが、厚い雲が太陽の日差しを遮り、写真映えはいまいちでした。

残念だなと思っていたら、私の気持ちが天に通じたのか数分間だけ太陽が雲の隙間から顔をのぞかせました。

このチャンスを逃すまいと色んな場所で連続してシャッターを切りました。

ただ兼六園で一番有名なことじ灯篭に至った時には、既に光は雲で遮られていました。

ある程度兼六園を楽しんでから、石川橋を通って金沢城に入ります。

お城を見学する時間は無いので横目でちらっと見るだけ見ました。

これで朝から歩き続けた金沢観光は終了です。

城から近江町市場を抜けて、ドミトリーに預けていた荷物を回収し、金沢駅に13:15に到着。

お土産を買って、13:30の福井行の電車に乗り込みました。

ここからが本来の青春18きっぷを活かした電車旅になりますが、旅と言ってもHPを更新しながら帰るだけです。

15:00福井駅着-15:11福井駅発-16:01敦賀駅着-16:23敦賀駅発-18:27大阪駅着-18:30大阪駅発-18:46伊丹駅着。

途中の福井県の今庄辺りにはまだまだ雪が残っていました。

金沢からサンダーバードで3時間で帰れるところを5時間以上かけて帰るのがこの旅の醍醐味ですね。(笑)

個人的にはHPを更新する時間に移動時間が充てられるので全然苦じゃないです。

こうして残り2日分はどこに行こうかと思案しながら家路についたのでした。

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