九州縦断旅行記 2017年03/17-03/21 |
3/17(金)、17時のチャイムとともに早急に仕事を片付けて電車に飛び乗りました。 春分の日の3連休+1日で今回は九州を縦断します。 それも今回は制約付きの「青春18きっぷの旅」です。 実は初めての青春18きっぷの旅です。 会社の同期A氏との2人旅ですが、A氏は強者なので翌朝大阪から鈍行で九州を目指すそうです。 心身が脆弱な竹バイクは一足先に神戸からフェリーに乗って、先に北九州の門司へ行きます。 中国地方を鈍行で移動するなんて私のケツが持ちませんから...。 日没が遅くなったなぁと感じながら、電車に乗り継いで神戸のJR住吉駅で下車。 ここから六甲アイランドのフェリーターミナルへ向かうバスに乗りますが、時間があるのでまずは腹ごしらえ。 駅近くにある弘雅流製麺で醤油ラーメンを頂きました。 詳細 食事を終えて、バス乗り場に行くとそこには長蛇の列。 私と同じことを考えている人がかなりいる模様です。 鮨詰状態のバスに乗車し、何とか生きて阪九フェリーの乗り場に到着。 乗船受付カウンターも人でいっぱいで想像以上に大変でした。 一番安い2等自由席のチケットを片手に指定された部屋に入るとこんな感じでした。 これだけの空間があって移動も出来て5000円弱なので絶対お得だと思います。 展望デッキに出てみると、隣にいた大分行の「さんふらわぁ」が出港して行きました。 船から立ち上る煙を見ると、久々の船旅にワクワクしてきます。 とりあえず部屋でジャージに着替えて、風呂に入っていると窓から見える景色が動き始めました。 風呂でさっぱりしてから、再び展望デッキに出ると遠くに明石海峡大橋が見えました。 大阪・神戸から船の旅をするときは明石海峡大橋の下から拝むのが恒例イベントです。 ただ展望デッキは強い海風が吹き荒れてめっちゃ寒いです。 風呂で温まった体がすぐに冷えることは間違いなしです。 それでも寒さに耐えて今回も写真を撮ってきました。 イベントはこれくらいなので、部屋に戻って旅行計画を立てることにしました。 ただここで問題が発生しました。 海上で電波が弱すぎてスマホが情報機器として使い物になりません...。 しかし、阪九フェリーはフリーwifiがあるのは予め調査済みです。 ...回線が貧弱過ぎてほとんど繋がりませんでした。 抗う術を失った竹バイクは23時の消灯とともにおっさんに挟まれて眠りについたのでした。 |
九州縦断旅行記 2017年03/17-03/21 |
3/18(土)、清々しい朝と言いたいところですが、おっさんの鼾で睡眠不足です。 フェリーは順調に瀬戸内海を航行し、定刻通り8:30に新門司港に到着しました。 新門司港は何も無いところなので下船すると西鉄の無料送迎バスが待ってくれています。 バスに乗って門司駅まで移動してそこで朝飯を食べます。 ただ門司駅まで高々8kmほどなのに、1時間以上かかるという想定外の事態が発生。 交通量と信号が全く合っていないという人為的に解決可能な事象。 これが修羅の国北九州の洗礼です。 門司駅前でバスを降りて、国道3号沿いを5分ほど北へ歩きます。 24時間営業の福岡のうどんチェーン「資さんうどん大里店」に到着。 詳細 ここで1番人気のゴボ天うどんを頂きました。 チェーンと侮るなかれ、ここのうどんを食べてゴボ天の評価が全く別物になりました。 ここから門司駅に戻って、駅前をぶらぶら散策していると北九州市民憲章がありました。 「きまりを守り安全なまちにします」 ...北九州って中学校の職員室で実弾が発射される修羅の国ですよね。 あまり疑いだすと、モヒカンでトゲ甲羅を肩に付けた輩に絡まれそうなので、本来の目的の18きっぷの旅を開始します 門司駅に入ってみると、門司区のマスコットキャラじーも君がお出迎え。 まさに創造性の欠如...。 じーも君に数秒間だけ時を奪われましたが、我に返って時刻表を見る出発間近の列車は下関行。 18きっぷにスタンプを押してもらって走ってホームに向かいました。 門司港駅へ行くのも考えていたのですが、体が勝手に下関行きのに乗り込んでいました。 進み始めた列車は真っ暗なトンネルを抜け、竹バイクは本州に戻ってきたわけです。 下関駅のホームを出て、ここから東へ4kmほどの関門海峡人道トンネルまでぶらぶら歩くことにしました。 下関市は山口県最大都市だけあって、駅前も立派です。 駅から東へ歩くと、高さ153mの海峡ゆめタワーが徐々に大きくなっていきます。 国道沿いの電話ボックスの上にフグがあるのは流石下関といったところです。 途中、海峡交番という交番らしくない立派な建物が現れます。 その近くでは地元の太公望が太陽に照らされながら糸を垂らしていました。 下関の中でも唐戸地区は下関で一番の観光スポットです。 日本人のみならず海外からの観光客も多く訪れているようでした。 大きな観覧車がある「はい!からっと横丁」、水族館の「海響館」、海辺の買物スポット「カモンワーフ」、「唐戸市場」。 どうでも良いですが、「はい!からっと横丁」って言いにくくないですか? せっかく下関まで来たので、唐戸市場の2Fにある「市場食堂よし」でふぐ刺定食を頂きました。 詳細 しっかり弾力と風味のあるとらふぐで美味しかったです。 唐戸市場の海側を歩いていると、不思議な板を発見しました。 フグひれの製造現場!?...かなり落ちてるけど。 次に向かったのは赤間神宮です。 竜宮城のような見事な赤い門がある立派な神社です。 この神社で一番気になったのがこの像です。 自分の世界に入っているギタリストです。(笑) 本当は耳なし芳一らしいです。 芳一の話に聞く耳を持たない竹バイクは理解せずに、東へ歩を進め関門橋に至りました。 その近くに関門トンネル人道入口というのがあります。 ここからエレベータで地下に潜って、徒歩で九州に渡ることが出来ます。 20円払えば自転車やバイクを押して渡ることも可能です。 トンネルの長さはおおよそ700m程度なので所要時間は10分程度。 門司側に到着してから気付いたのですが、このトンネルが国道2号線だそうです。 門司側のエレベータを出ると、先ほどの景色が対岸に見えます。 ここから観光トロッコ列車潮風号に乗るために関門海峡めかり駅へ。 ただトロッコの発車まで残り5分。 歩いていたら間に合わないので猛ダッシュです。 汚らしいおっさんが形振り構わず無心に走る姿は哀れ...。 それでも何とか間に合って、切符を\300で購入。 トロッコ列車潮風号はこの日から運転を開始したので、ある意味ラッキーでした。 列車はガタンゴトンと音を立ててゆっくりと進みます。 真っ暗なトンネルに入ると、天井に魚拓が現れる工夫には感動しました。 潮風号で終点の門司港駅まで行くつもりでしたが、途中の出光美術館駅付近が賑わっていたので下車。 やっていたのは、北九州ラーメン王座決定戦。 ラーメンはお店で食べたい派なので素通りして周辺のレトロな建物を観光していました。 門司港周辺は旧税関庁舎などレンガ造りのレトロな建物が残っています。 各建物が土産店やレストランとして再利用されていて、地区全体が観光スポットとなっています。 そのなかで異彩を放つのは、黒川紀章先生設計の高層マンションです。 この上は展望台になっているので300円払って登ってみました。 展望台から門司港を見下ろすとこんな感じです。 太陽が雲に隠れてしまい、少し見通しが良くないですが、地区の全体像が掴めました。 ただ展望以外にすることが無いので、直ぐに地上に降りました。 門司港駅側にも三井倶楽部などのレトロな建物がありました。 ただ門司港のシンボルと言えば、古い木造の駅舎が残る門司港駅です。 期待に胸を膨らませて駅舎が見えるところまで行ってみました。 完全工事中。 外観が何も見れないとは想定外でした。 仕方なく駅周辺を1周歩いてみて見つけたのは「バナナ叩売り発祥の地」だけでした。 ただ門司港駅内に入ると内部は古い感じが漂っていました。 門司港観光はこれくらいにして、ここから列車で小倉駅へ向かいました。 小倉駅から大分方面に行きますが、乗換に20分くらい時間があったので小倉駅周辺を少し歩いてみました。 小倉は北九州市の中心だけあって、しっかりした街です。 駅の中からモノレールが走っていて、見た目からして日本の他の都市とは少し異なります。 もう少し見て回りたかったですが、出発時間が近づいてきたので駅に戻って中津行の列車に乗ります。 小倉駅から中津駅までは1時間程度です。 ただ列車を降りてホーム上でいきなり中津の洗礼を受けました。 日本一長い鱧の椅子...って何!? おそらく日本一ではなく、世界一だと思いますよ。(笑) 駅を出ると中津駅前にみんなが好きなあの人の像がありました。 1万円おじさん! 中津は福沢諭吉ゆかりの地らしく、主要観光スポットの中には諭吉旧居などもあります。 また駅前には小便小僧があり、説明文を読んだのですが竹バイクには理解出来ませんでした。 駅の西側にはアーケードの日の出町商店街があり、地方都市にしては廃れていないのに驚きました。 ただ少し様子が変です。 ...何故にマネキンが狐の面。 商店街から路地に入ると立ち小便禁止の看板。 「ここには放尿できません」 どこか注意の仕方が変な気がします。 駅前の小便小僧のところは放尿して良いってことですよね。 中津クオリティに衝撃を受けながら、中津の街を散策。 通り過ぎた小学校のグラウンドには巨大な楠がありました。 中津藩の御膝元だけあって、所々に古い町並なども残っています。 こうして到着したのは中津城。 天守閣が堀の方へ飛び出しているのが特徴的でした。 城の天守から見た街並みはこんな感じです。 中心市街地が明確な街は良いなとつくづく感じます。 天守から外に出て自販機を見ると中津のゆるキャラ的なものが描かれていました。 おっくんは絶対に無表情で人を殺すタイプです。 中津城の後に、福沢諭吉の旧居をチラ見してから中津名物のから揚げを食べに行きました。 調べていたお店は完全に普通の精肉店「豊国畜産ぶんごや」。 詳細 お肉屋さんの一角がから揚げコーナーになっていて熱々のから揚げを店内で頂けます。 ニンニク醤油で下味が付いているから揚げは、間違いなく美味しいです。 から揚げを食べて幸せな気分になって中津の寺町を通って駅の方へ戻ります。 寺町の中に壁が真っ赤な合元寺があったりして、ちょっとした見所です。 寺が並ぶ地区があれば、中津には夜のお店が並ぶ地区もあるみたいでした。 こうして中津観光を終えて、列車で再び1時間かけて小倉に戻ります。 小倉駅に到着したときには、太陽が西の海へ沈みつつありました。 この日は小倉泊なので、小倉をふらっと観光をしてみました。 小倉駅を西に進むと、川の向こうにNHKとZENRINの文字がある不思議な建物が目に入ります。 リバーウォーク北九州という商業施設だそうです。 こんな奇抜な建物の裏側に隠れるように小倉城があったりします。 こんな時間には城は開いていないので外から見るだけです。 今度は市民の買い物どころ商店街へ。(旦過市場&魚町銀天街) アーケードの商店街がしっかり整備されているのは商店街好きの竹バイクにはうれしい限りです。 北九州と言えば修羅の国のイメージが強いので荒廃した街を撮りたかったのですが、私にはこれが限界でした。 この写真こそ北九州の現実ですよね。(情報操作) から揚げだけではお腹も空いたので、魚町銀天街の外れにある天ぷら定食ふじしまで定食を頂きました。 詳細 カウンター席のみの店で、たった\880でエビ天が2つ付いた天ぷら定食が食べられます。 夕飯を食べてすることが無くなったので、A氏との合流を待たず先に小倉駅前のカプセルホテルにチェックイン。 今回のカプセルはこんな感じでした。 必要最低限のものをカプセルに持ち込みゆっくりしていると、大阪から鈍行を乗り継いで中国地方を横断してきたA氏から連絡がありました。 20時過ぎにA氏とホテルで合流して、せっかくなのでちょっとだけ呑みに行きました。 小倉では鉄鍋餃子が有名ということで、早速、小倉鉄なべで餃子を食しました。 詳細 ビール片手に鉄鍋餃子と一緒にピリ辛の鯖のじんだ煮を頂きました。 一人旅だと飲み屋にも入りづらいので、2人以上の旅はこういう楽しみがあって良いですね。 ただ時間も遅いので、飲む量はほどほどにしてホテルに戻って風呂に入って、直ぐに寝たのでした。 |
九州縦断旅行記 2017年03/17-03/21 |
3/19(日)、この日は佐賀方面を中心に観光し、熊本市まで到達します。 カプセルホテルではあまり深い睡眠は得られないため、この日もやっぱり眠いです。 そんなときは寝るのを諦めて、さっさと身支度を整えて出発するに限ります。 6時40分頃にホテルをチェックアウトして、早速小倉駅から博多行きの列車に乗り込みます。 小倉発の電車に乗って、博多に到着したのは8時過ぎ。 博多駅を下車してアミュプラザB1Fの「たんやHAKATA」で朝食です。 詳細 店の名前からも分かるように朝から牛タンです。 牛タンはあっさりしているので朝からでも意外とイケちゃいます。 生卵と明太子を\180くらいで付けられるので人生初の試み「明太子TKG」。 完全な痛風料理です。 博多駅は朝食だけのために立ち寄ったので、博多から直ぐに移動です。 8:53博多発の電車に乗り込んで途中の鳥栖駅に9:25に到着。 鳥栖と言えばJリークのサガン鳥栖が有名です。 駅前にはマスコットキャラクターの像があったり、地面にサッカーボールが描かれていたりします。 駅の歩道橋を渡るとスタジアムがあってアクセスも良好です。 乗り換え時間が少しあるので鳥栖の街をぶらぶら散歩。 朝も早いので商業施設はまだオープンしておらず、街を歩く人も疎らでした。 歩いてみて感じたのは、街の規模に対して飲み屋が多いこと...。 細い路地に入ると、昭和の街が出てきてなかなか趣深かったです。 そうこうしているうちに電車の時間になったので佐賀行きの列車に乗って途中の吉野ケ里公園駅で下車。 吉野ケ里公園駅の駅前には弥生人の男女が我々を道案内してくれます。 駅から未舗装の道を歩いて10分くらいで吉野ケ里公園に到着。 舗装しないのは弥生を感じるためですね。(笑) まず縦2km、横1kmくらいある広大な敷地に驚かされました。 静岡の登呂遺跡の小さな公園サイズを想像していた私が愚かでした。 ただ公園の中にあるのは、竪穴式住居、高床式倉庫、物見櫓などで代り映えがしません。 物見櫓から公園の外を見ると多くの人が走っていました。 この日は佐賀のマラソン大会の日だったので多くの人が走っていたようです。 弥生人の私にはただ疲れて腹が減ることをする彼らの行動が理解できません。(笑) 遺跡の奥の方には甕型墳墓なるものが土に埋まっており、なかなか見所でした。 炎天下の中で重い荷物を背負って行動していると汗が止まらず、袖を捲り上げて歩いていました。 汗だくになって遺跡を回った後は電車の時間を気にしながら駅へ向かいます。 吉野ケ里公園駅から更に西の佐賀駅に向かいました。 佐賀県最大の都市だけあって、駅前も立派です。 どなたですか? 彼に関して何の説明もないのでスルーしましたが、今は佐賀の変態だと認識しています。 佐賀駅から南へ歩いて到達した唐人町あたりは意外とおしゃれな街並でびっくりしました。 屋台的な建物もあったのですが、夜になると開くのでしょうか。 短いですが、アーケードの商店街もあります。 でも何だか閑散としていて寂しい感じがします。 遺跡を歩き回ってお腹も空いているので、お昼を食べることにしました。 目当てのお店はシシリアンライスで有名なアリユメ。 日曜定休日でした...。 仕方なく近くで飯屋を探したら皿うどんの店を見つけたので入ってみることにしました。 詳細 皿うどん定食を注文してから、トイレに行って驚きの事実に気付きました。 優木まおみの実家でした。 何も知らずに訪れるだなんて、なかなかだと思いませんか。 柔らかい麺の皿うどんとたまねぎたっぷりの焼きめしを食べて行動開始。 まず、佐賀バルーンミュージアムでお土産を見て回っていると佐賀の一押しが分かりました。 エイリアンです。(本当はワラスボ) 佐賀県のお土産でエイリアンの干物があったので、食べてみましたが普通でした。 まだ身体を乗っ取られていることに気付いていないだけかもしれませんが...。 乗っ取られた身体は勝手に南の方へ足を進め、佐賀県庁を超えて佐賀城跡に到着。 佐賀城跡は無料で入れるのでなかなかうれしい建物です。 24ポンドカノン砲とかを反射炉で作っていたみたいです。 佐賀城の後は佐嘉神社に行ってみました。 結婚式場とかがある神社で、お賽銭をする場所が何か所もあるのできっと儲かっているんでしょうね。 この神社の裏には川が流れていて、そこには兵主部という河童がいます。 この河童は子供たちを水から守るらしいですが、どっちかというと水に引き込みそうですけどね。 佐嘉神社からはPLAZA656の前を通って帰ったのですが、ようやくここで日中に外出する佐賀人がいることが認識出来ました。 こうして佐賀駅に戻って、列車でさらに西の武雄温泉駅へ。 駅名に温泉と付いているので当然温泉がメインですが、最初に向かったのは図書館です。 駅から15分程度歩いたところにある武雄市図書館は蔦屋とコラボしており、図書館とは思えない立派な建物です。 こういう空間ならいるだけで楽しくなりそうですよね。 図書館を出て、近くの武雄神社にも行ってみました。 真っ白な本殿も特徴的ですが、その奥には樹齢3000の楠が御神木として鎮座されております。 屋久島に行かなくても凄い木は見れるんですね。 神社はこれくらいにして、武雄温泉のメインである温泉に向かいます。 温泉の入り口には大きな門があり、その奥の駐車場に入れずに大渋滞していました。 この門の奥に何ヶ所か温泉施設があるのですが、今回は鷺の湯に入ってみることにしました。 ヌルヌルするアルカリ泉で露天風呂もあって最高です。 温泉を出て街を歩くと、温泉街ならでは大人の町も少しだけありました。 こうして武雄温泉駅に戻ったのですが、ここからこの日の宿がある熊本まで長時間の移動になります。 武雄温泉の売店で売っていた「たけおどら」を頬張って一時しのぎ。 まずは18時頃発の列車で一旦鳥栖駅に行きます。 鳥栖駅に到着して、再び腹ごしらえということで駅前のパン屋で半熟卵が入ったカレーパンを購入。 今度は鳥栖駅から列車で大牟田駅まで移動し、また一旦下車。 大牟田駅前は三池炭鉱押しでライトアップをしていました。 駅のホームには大蛇と燃える石という何とも微妙な展示物がありました。 大牟田から列車に乗って最終目的地の熊本駅に到着したのは21時半前。 市電に乗り換え、辛島町まで行きました。 熊本の市電はICOCAなどの交通系カードが使えるのでお釣りを心配する必要が無く便利です。 アーケードの商店街を歩いていると恐ろしいものを目にしました。 くまモンが首を吊っていました。 とりあえず近くのカプセルホテルにチェックインして腹を満たしに熊本の町へ。 時刻は22時になっており、飲み始めるには遅いので店も空いているかと思いきや次々と断られる始末。 熊本の繁華街を右往左往して3店舗断られた時点で玉切れ。 最後に辿り着いたのが、酒湊という店。 詳細 熊本名物の馬刺と辛子蓮根が食べれて、味もなかなか美味しかったです。 熊本の夜を適度に楽しんで明日に備えて即行眠りについたのでした。 |
九州縦断旅行記 2017年03/17-03/21 |
3/20(月)、この日は「列車に乗ること」=「観光」です。 SL人吉、いさぶろう3号に乗って鹿児島方面へ移動します。 ホテルを7時半頃チェックアウトし、まずは腹ごしらえのためにアーケードの商店街にある珈琲中川へ。 詳細 ここでサラダたっぷりのモーニングを食べて活動する準備はばっちり。 熊本駅出発9:45まで時間があるので地震で崩れた熊本城の姿を見に行きました。 最初は熊本城周辺の石垣が崩れて大変だなと思っていたくらいでした。 加藤神社から本丸等を見ると、瓦が落ちて無残な姿になっていました。 この姿を見ると無意識に涙が出てきて、くまモンのダルマの募金箱に\500を入れました。 守銭奴竹バイクがこんな大金を出すなんて相当ですよ。 二の丸庭園からは戌亥櫓が一本足でぎりぎり崩れずに保っているのが見えます。 その横の塀は完全に崩れ落ちていました。 私がこの旅行記を最初に書いたのが熊本を旅した7年前のものです。 それだけに熊本城の変わり果てた姿は心に響くものがありました。 熊本城の復旧は相当な時間がかかると思われますが、頑張ってもらいたいものです。 これくらいで熊本城を離れて、市電に乗って熊本駅に向かいました。 みどりの窓口で友人が指定席のチケットを受け取り、SL人吉が出発するホームへ。 既にホームにはSLの姿があり、多くの人で賑わっていました。 車内はこんな感じになっており、一番前と一番後ろは展望車両になっています。 私と友人はぎりぎりで席を確保したので、座席が通路側でバラバラ。 こんなときは最初から一番後ろの展望席に座るに限ります。 熊本駅を出発したSLは煙を出しながら南へ進みます。 菜の花の咲く線路沿いを眺めながら列車は八代駅に到着。 八代駅を出て川沿いを列車を走り、段々とトンネルが増えてきます。 トンネルを抜けると煙がモクモクとトンネルから出るのが見えます。 途中駅の一勝地駅で出発までの時間でSLを降りて撮影したり、焼酎を試飲したりすることも出来ました。 一勝地という縁起の良い名前を利用したお守りが発売されていたりして、商売上手だなと感心させられます。 一勝地を出発すると、雨の降る中で山の中に入ったためにガラスは曇り、外が見れなくなりました。 そのため竹バイクは車内を色々散策することにしました。 ちょっとしたCafe&Barなんかもあったりします。 こうして定刻通り終点の人吉駅に到着。 列車から降りると、地元の子供たちが人吉観光の地図をくれたりして出迎えてくれました。 いさぶろう3号の出発まで1時間ちょっと余裕があるので人吉観光へ。 雨が激しく振る中、人吉駅から歩き始めるといきなり面白いものを発見。 混浴?って何と思い調べたら、足湯でした。 ...夢を打ち砕かれた腹癒せに暴れて良いですか? 次に訪れたのは国宝の青井阿蘇神社です。 急いで付けた「国宝」の文字が気になります。 時間が無いので神社はほどほどにして、次に人吉城跡へ。 なかなか距離があるので急いでいましたが、人吉の街はちゃんとチェックしてますよ。 ペコちゃんが風邪ひいてました。 こんな雨の中で突っ立ってたら風邪もひきますよね。 バス乗り場もなかなかオシャレで良い感じです。 駅に戻れるこれるギリギリのタイミングで何とか人吉城跡に到着。 この城跡、何にも無いやん!! とりあえず城の上まで登ってみましたが、球磨川の向こうに街を見下ろすことが出来ただけでした。 城から駅まで今度は違う道で帰りましたが、人吉市街は昭和の雰囲気は漂います。 こうして出発10分前に無事人吉駅に到着。 駅に入ると、今回乗るいさぶろう3号の横に話題の「かわせみ・やませみ」がいるじゃないですか。 撮影を終えて、観光列車いさぶろう3号に乗り込みました。 車内では昼ごはんとして人吉駅で購入しておいた鮎寿司を頂きました。 観光列車に揺られながら、最初に着いたのは大畑(おこば)駅。 この駅は駅舎に名刺を貼り付けると幸運になるそうです。 個人情報保護の観点から私は貼りません。 この駅のもうひとつの見所は、スイッチバックです。 ただ単なるスイッチバックではなく、日本で唯一のループ&スイッチバックなんです。 スイッチバックのときはワンマン運転なので運転手が車内を移動します。 次に到着したのは矢岳駅。 この駅にはSLの展示があるので、列車から降りて見て回りました。 矢岳駅と次の真幸駅の間には日本三大車窓のひとつが見えます。 この日は生憎の雨天のため全然美しくないです。 晴れていれば、えびの高原や韓国岳が見えるそうです。 こうして真幸駅に到着。 真の幸せという何ともHAPPYな駅で、ホームある鐘を鳴らせば幸せになれます。 鳴らす回数で幸せになる度合いが変わるそうです。 竹バイクは当然3回鳴らしましたよ。(強欲) こうして終点の吉松駅に到着。 この駅では次の鹿児島方面行きの列車に乗り換えるのに待ち時間があるので駅前の風呂へ。 はっきり言って他にすることが無いのでそれだけが頼りでした。 定休日でした。 困ったので駅前にある売店兼喫茶店でお茶でもしよう。 ...営業時間14時まで。(現在15時前) 外にSLも飾ってありましたけど、SLに乗ったばかりなので飽きていました。 こうしてすることもなくなったので吉松駅で先ほどの真幸駅の記念入場券を\160で購入。 駅の待合室で列車が来るのを待ちながらPCでホームページの更新作業。 車の旅なら自分で運転するので他のことが出来ませんが、電車の旅は自由で良いです。 15:40頃の隼人行列車に乗り込みました。 隼人駅を到着して1分で目の前の列車に乗り換えて鹿児島駅へ。 鹿児島駅に17時半前に到着して、ここからはホテルのある天文館付近へ市電へ移動します。 ただ鹿児島の市電は熊本のように交通系ICが使えないので注意です。 市電の駅前にはかっこいい百貨店などがあり、雨でも画になります この日もカプセルホテルにチェックインして、体を清めに近くの温泉へ。 今回訪れたのは「かごっま温泉」という銭湯ですが、\390で温泉に入れるんです。 電気風呂、塩風呂などもあって存分に楽しめましたよ。 体を温めた後、飲み屋を探して歩いたのですが、どこも定休日or予約で満席。 熊本と同様鹿児島でも繁華街を彷徨い、到着したのは居酒屋「膳兵衛庵」。 詳細 ハスキーな声のおばちゃんが色々教えてくれて、「がらんつ」や「さつま揚げ」などの名物を頂きました。 こうして身体に焼酎を流し込んで、ホテルに戻って眠りについたのでした。 |
九州縦断旅行記 2017年03/17-03/21 |
3/21(火)、起床したのは朝4:40。 この日からは友人とは別行動で私は宮崎、友人は指宿の方へ向かいます。 5:10にホテルを出て、小雨の降る中、20分かけて鹿児島駅に到着。 まだ辺りは真っ暗で市電の乗り場は怪しい雰囲気が漂っていました。 鹿児島駅5:43発の始発に乗り込み、ここから約2時間半かけて宮崎に向かいます。 特にすることも無いのでコンビニのサンドイッチを食べたり、電子機器をいじったり、寝たりして時間を潰してました。 列車は定刻通り08:10に宮崎駅に到着。 ここから日南線に乗り換えて飫肥(おび)に向かうのですが、乗継に1時間弱あるので一旦宮崎駅を出ました。 とりあえず駅前にあるBAKERY&COFFEE SAKURAでモーニングを食べることにしました。 詳細 ミートビーンズのデニッシュとカフェオレを頂き、平日で慌ただしく行き交う民を横目にゆっくりした時間を過ごしました。 ご飯を食べて少しすると、雲が段々と晴れてきて太陽が顔をのぞかせました。 こうして9:08発の列車に乗り込み、ここから1時間ちょっとかけて飫肥駅へ。 東に昇る太陽を浴びながら海沿いの道をディーゼル車が走ります。 飫肥駅に到着したのは10:19、宮崎に戻る列車は11:47と予め決めています。 なぜなら日南線は1時間or2時間に1本しか列車が走っていないので鉄道の旅はかなり辛いです。 与えられた1時間半を有効に使うために、駅を出て飫肥城下町へ入ります。 飫肥の街には未だに武家屋敷などの古い町並みが残っており、重伝建地区に指定されています。 途中、鯉が泳ぐ水路もあって、個人的には津和野より良いと思いました。 飫肥城跡には立派な大手門があり、なかなかの迫力です。 城内には「幸せ杉」というものがあります。 四隅に立つ杉の対角線の交点に立つと幸せパワーが貰えるということです。 花粉症の私には苦痛でしかありません。 マスクをしていたのに飫肥城を出る頃には、鼻水が止まらなくなってましたよ。 飫肥城から出て歩いていると、幼稚園児の集団と出会い、元気に「おはようございます」と挨拶。 言っておきますが、私はあやしいおじさんではないです。 少し時間があったので、飫肥の名物だという天ぷらを食べてみました。 魚のすり身ではなく豆腐みたいな感じで想像していたものと少し違いました。 こうして無事発車10分前に飫肥駅に到着。 11:48発の宮崎駅行の電車の乗り込み、次の目的地は青島駅です。 青島駅から宮崎を代表する観光地「鬼の洗濯岩」がある青島海岸を目指します。 前回、訪れたときは横殴りの雨が降る最悪の天候で諦めたのでリベンジです。 12:27に青島駅に到着し、今回の制限時間は13:47までの80分。 早速駅前通りを通って青島海岸に向かいます。 そこには想像以上に規則正しく並んだ岩の列が海から飛び出していました。 鬼の洗濯岩と名付けた人物はなかなか良いセンスしてますね。 鬼の洗濯岩を左右に見ながら、鳥居を抜け青島神社へ。 ここで一番気になったのは狛犬です。 何か違和感がありませんか? それぞれ立派なものをお持ちみたいです。(笑) 色んな神社を訪れていますが、狛犬に雌雄があったことは知りませんでした。 それはさておき青島神社の赤い社殿は立派です。 それだけでなくこの神社はサイコロ、水御籤、願い事をするヒモ、かわらけ投げなど色々あって楽しめます。 元宮の方に通じる道は完全に南国です。 元宮の狛犬についてもチェックしましたが、一物は付いてませんでした。 こうして青島神社を堪能して、お腹を満たすために木ノ花キッチンに立ち寄りました。 詳細 そこで何故か竹バイクは宮崎名物のチキン南蛮でもなく、この店自慢のカレーでもなくネギトロ丼を注文しました。 つい出来心だったんです...今では反省しています。。 ご飯を食べ終えて、余裕で制限時間の80分をクリアして青島駅に到着。 青島駅13:47に出て、宮崎駅に戻ったのは14:23。 飛行機に合わせて宮崎空港に行く電車は16:24発なので2時間くらい余裕がありました。 そこで宮崎の街をぶらぶら散策することにしました。 宮崎駅から高千穂通りを西に進むと、百貨店山形屋のある交差点に着きます。 さらにもう少し真っすぐ行ってから南に向きを変えると、西橘通りという歓楽街になります。 平日のお昼ですが、特殊温泉施設がやってたりしました。(笑) ある程度南に進んだ後、東に行くと宮崎県庁前に出ます。 東国原元知事で一躍有名になった宮崎県庁ですが、今や訪れる人は少ないです。 個人的に感動するのは宮崎県庁前の並木道で昭和8年に植えられたものらしいです。 県庁を離れて、県庁西側の屋根付きの道を北に進んで、アーケードの商店街である若葉通を抜けました。 こうして市街地を一周して少し蔦屋書店で時間を潰して宮崎駅に戻りました。 駅前でお土産を購入して、宮崎空港駅に向かう特急「にちりん」に乗ります。 青春18きっぷの旅で有料特急に乗るとは何事かとお怒りの皆さん、落ち着いてください。 実は宮崎駅と南宮崎駅から宮崎空港駅へ向かう場合、乗車券だけで特急に乗れちゃうんです。 こうして宮崎空港に到着して、PEACHの機械にバーコードを読ませて30秒でチェックイン完了。 17:40発のPEACH MM190便で一路関西空港T2へ。 1時間程度で関空T2に到着、T1に移動して、JR関西空港駅から再び青春18きっぷを使います。 ここにきて再度青春18きっぷが素晴らしいチケットだと再認識しました。 以下に今回の旅で使用した4日分の運賃を示します。 青春18きっぷは5日分で11850円なので4日間で十分元を取ってます。 時間的な制約があったりしますが、色々初めての体験が出来たので一度やってみて良かったと思いました。 |
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