島根・山口旅行記 2016年11/03-11/05 |
11/3(木)から休暇を取って4連休にしたので、最初の3日間で島根と山口を旅してきました。 出雲の縁結びの神様はやきもちやきなので、嫁と行くべきじゃないって? 無問題!ひとり旅ですから!(寂しい) 11/3(木)朝8時に伊丹駅でレンタカーを借りて、中国道・米子道を通って最初の目的地である島根県安来市に到着。 気が付けば昼前になっていたので、国道9号線沿いの舶来屋というハンバーグとステーキのお店に入って、国産牛肉100%のハンバーグを頂きました。 詳細 お腹も満たして、安来の本来の目的である足立美術館に行きました。 庭園が美しいと非常に有名な美術館です。 この足立美術館はこの足立さんが建てた美術館だそうです。 あっちむいてホイですか?それともクラークの真似ですか? 入場料は\2300とそれなりにしますが、横山大観の絵や魯山人の器なんかもあるので行く価値は十分あると思います。 足立美術館を見て回るのに2時間くらいかかって時刻は14時。 次はここから20kmほど離れた島根県の県庁所在地松江に移動します。 山陰道の無料区間が所々あるので移動は比較的楽チンです。 松江で最初に向かった先は島根県庁です。 なんと休日は島根県庁の駐車場が無料で利用できるんです。 めっちゃ太っ腹やん、島根県! 県庁に隣接して、北側に昨年国宝になった松江城があります。 天守閣に登らないという選択肢は無いのでチケット売り場へ行くと入場料\560。 国宝だからってちょっと高過ぎやしませんか。(怒) 仕方なく払って、現存天守恒例の急な階段を上がると松江の街が見渡せます。 田舎というイメージがある島根ですが、松江にはそれなりに背の高いビルがあるみたいですね。 比較対象の三重県の県庁所在地には本当に何も無いですからね。 松江城の北に出ると、そこは小泉八雲の旧宅や武家屋敷が並ぶ塩見縄手です。 お堀が何重にも張り巡らされた松江の街はボートで移動する観光があるようです。 写真の左に怪しげな青い輩が手を振ってますが気にしたら負けです。(笑) 本当の伊賀者として背後から刺すことも出来ましたが、無益な殺生はしないでおきました。 堀の周囲をブラブラ歩いて、今度は松江城の南側へ。 るるぶ山陰情報に従い、おしゃれな雑貨屋なんかもある京店商店街へ。 きっとさっきボートに乗っていたような観光客で賑わっているんだろうなぁ。 誰もおらんがな...。 松江の街を歩いていて思うことは、歩いている人の少なさです。 某三重県の県庁所在地と同じくらい歩いていません。 それでも松江には観光名所宍道湖があります。 地味に遠いですが徒歩で宍道湖まで移動し、湖畔にある島根県立美術館まで到達。 屋外にはかわいいうさぎが並んでいたりします。 美術館近くには宍道湖に沈む美しい夕日を見るために多くの人がカメラ片手に待機していました。 ...湖から吹く強い風の下で気温13℃はめっちゃ寒いです。 でも過酷な状況で待つだけの価値があるものは見れました。 マダガスカルで見たバオバブの夕日も良かったですが、宍道湖も負けないくらい美しいですね。 日も暮れたので一旦県庁に車を取りに戻ることにしたのですが、途中で島根県ならではの看板を見つけました。 吉田くんが意外と真面目に宣伝してる...。 世界征服も大事でしょうが、それ以上に島根を愛していることが伝わってきます。 吉田くん、SMNY19って...。 吉田くんが19人兄弟だってことに衝撃を受けたわけですが、実際かなり貢献していると思います。 そんなことを思いながら県庁まで戻って車に乗り込み、この日の宿のある松江駅前へ。 ホテルとは言いましたが、サウナ25というサウナです。 もう少し正しく言うとサウナ25がやっている部屋付きの宿です。(ややこしい) 格安で\3700くらいで泊まれたのでここにしましたが、全く問題無しです。 洗面、トイレ共同で風呂は建物を出て交差点を渡ってサウナ25に行く必要があるという不便はありますが男一人なら十分です。 アダルトチャンネルも見放題ですしね。(笑) チェックイン後、部屋に荷物を置いて早速部屋を出て、夕飯を食べに行きました。 松江駅の中にある磯の家という海鮮メインの居酒屋兼定食屋で「島根定食」を頂きました。 詳細 それほど特別感はありませんでしたが満足です。(上から目線) この後、松江駅の北側を散策して歓楽街なんかを探しましたが、これがヤバいです。 この街は死んでいる...。 スナックが入るビルが立ち並ぶ通りにも客引きの姿すらなく閑散としていました。 散策を終えて、ホテルで風呂に入ってゆっくり反権力報道バラエティとして名高い報道ステーションを見ようとテレビを付けました。 島根にはテレビ朝日系列のチャンネルはありませんでした。(笑) 島根クオリティ全開でこの先の旅がますます楽しみになるのでした。 |
島根・山口旅行記 2016年11/03-11/05 |
11/4(金)、旅2日目は6時半に起床し、支度を整えてホテルで朝食です。 朝食が付いているとは思っていなかったので、TKGが食べられただけで満足です。 ホテルをチェックアウトして向かうのは、神在月で日本or世界中の神々が集まる出雲です。 宍道湖の北を車で走っていると朝日に照らされた湖面が美しくどうしても車が停めたくなります。 下道で1時間くらいで出雲大社前には到着したのですが、そこは一旦通り越して稲佐の浜へ寄ってみました。 砂浜に大きな巨岩があり、その上に社が立っています。 稲佐の浜を一瞬眺めてからもう少し北にある日御碕に行ってみました。 ただあまり調べずに行ったので、行ってから看板を見て名所を調べる始末。 まだ人が多くない時間に行ったり来たりしてたので完全に不審者でした。 ここには日本で一番高い白亜の出雲日御碕灯台があるんです。 灯台の下には、柱状節理の岩が崖のようになっており、波打ち際には釣り人の姿。 散策してみると、出雲の松島なるところがありました。 確かにきれいではありますが、日本三景に比べると見劣りしますね。 一旦車に戻って、近くにある日御碕神社に行ってみました。 伊勢神宮が「日の本の昼を守る」のに対し、日御碕神社「日の本の夜を守る」という由緒正しい神社です 。 朱色の美しい神社ですが、門のところで狛犬がこちらを見ていました。 なんか角ばってますけど、サイボーグ狛犬っすか!? そんなこんなで日御碕を離れて、ようやく出雲観光のメインと言うべき出雲大社へ。 私には出雲大社が好きな理由があります。 駐車場が無料なんです! 大社が非常に太っ腹なので、お金も節約出来たのでお賽銭を奮発しておきました。 神楽殿と本殿合わせて15円。(守銭奴の鑑) 前に訪れたときは本殿が遷宮のために工事中で残念な状態だったので今回は見れて良かったです。 神々がここにいる感じをヒシヒシと感じながら二礼四拍手一礼でお参りしました。 参拝を終えたら10時でしたが、少し早めにブランチ的なものを食べることにしました。 ブランチってしゃれた感じですが、食べたのは出雲そばです。 出雲大社前の八雲の支店で三色割子を頂きました。 詳細 本店に昔行ったことがあったのですが、ここのそばは本当に最高です。 2回目の朝食のような感じでそばを食べ終え、車に乗り込み次の目的地である世界遺産石見銀山へ向かいました。 石見銀山はパーク&ライドが必要なので、世界遺産センターに駐車してバスに乗らないといけません。 駐車場代が無料の代わりにバス代が往復\400程度取られるという流れです。 世界遺産センターから10分程度の大森というバス停で降りて、まずは銀山の道へ。 2.3km先に龍源寺間歩と呼ばれる入れる坑道があるのですが途中の見所は精錬所くらいです。 数少ない見所ですが、周りには誰もいませんでした。 片道40分くらいで目的の龍源寺間歩まで到達したのですが、ここは入場料\410が必要です。 入ってみると非常に静かで何だかお化け屋敷に入った感覚です。 昔の人はこの中で何時間も作業をしていたなんて精神は大丈夫なんでしょうか。 発がん性物質もありそうな感じなのでブラック企業とかいうレベルではないですよね。 間歩ってこんなもんでした..。 ...ってこれが世界遺産の最大の見所なんですか!? 世界遺産になってハードルを上げ過ぎていて残念感がハンパないです。 再び来た道を戻っていると変な民家を発見。 猫...否、後ろのタヌキの集団がどこか遠くを見つめています。 こんな面白いお家もありましたが、次に訪れたのは大森バス停近くの羅漢寺です。 ここには五百羅漢と呼ばれる仏さまの像が沢山置かれています。 ただ文化財保護のため写真撮影禁止なんです。(科学的によく分かりませんが...) お寺の仏像は写真撮影禁止な場合が多いですが、これって魂取られる的な話でしょうか。 このお寺で撮影出来たのはこれです。 資金洗浄!! お金を清めているだけで、マネーロンダリングではないですよ。 少しはお金の使い方がまともになったら良いなという願いを込めて洗っておきました。 羅漢寺はこれくらいにして、大森の町は重伝建地区に登録されているそうなので散策してみました。 赤褐色の美しい石州瓦の古い家々が軒を連ねている街並みはのどかです。 昔話で読んだような世界がそこにはありましたが、平日の昼間に歩いている人は少ないです。 街並散策を終えてバスに乗って世界遺産センターに戻り、次の目的地へ移動です。 次の目的地は温泉津温泉です。 何で「温泉」って2回言うねん。 こう書いて「ゆのつおんせん」と読むんです。 温泉津温泉で一番有名な薬師湯に行ってみることにしました。 入ってみると女性の店員さんが丁寧にお風呂の入り方とかを教えてくれました。 (注)お姉さんとお風呂に入ったわけじゃないですよ! 教えてもらった入浴法で硫黄の黄色味を帯びた湯に入ったり出たりしていました。 風呂から上がり、ポッカポカになった状態でサイダーを購入して建物の屋上へ。 屋上からは温泉津温泉を代表する景色が見れます。 説明文があったので読んでみたら、「島根のフィレンツェ」だそうです。 吉田くん、早急にイタリアに謝って! こうして温泉を満喫したら16時を過ぎたので、この日の宿がある津和野に向かいました。 島根県は東西に非常に長いので温泉津温泉から津和野まで2時間くらいかかりました。 津和野に到着したときには完全に太陽は姿を消し、街は闇に包まれていました。 この日の泊まった「たかせがわ」という宿は、建物の2階部分を全て自由に使って良いんです。 民泊ってやつです。(人生初) この広さ、一人でどう使って良いかわかりません。 物置部屋も含めると2LDKですから本当に広すぎてホテルなら完全にスイーツですよ。 それで\3800なのでお得過ぎると思います。 とりあえずお腹が減ったので、夜の津和野の街へ出てレストランを探しました。 誰も歩いていません。 ほとんど店が開いておらず、恐る恐る入ったイタリアンレストランのピノロッソがやっていて本当に良かったです。 詳細 お客さんは私しかいませんでしたが、美味しいパスタを頂き、シェフとの楽しい会話でお腹も心も満たされました。 夜の津和野はコンビニもなく本当に真っ暗で何もすることがないので真っ直ぐホテルに戻りました。 大きなテレビを見ながら広い部屋を贅沢に使って「となりのととろ」を見て眠りについたのでした。 一人で寝てたのに、まっくろくろすけもととろも齢30のおっさんのところには来てくれませんでした。 |
島根・山口旅行記 2016年11/03-11/05 |
11/5(土)、外を走る列車の音で目が覚めました。 宿は本当に線路横だったので電車マニアは垂涎かもしれません。 とりあえず朝飯前に昨日は暗くて何が何だか分からなかった津和野を散策。 町を散策するのかと思いきや竹バイクは森の中へ。 こんな急な坂道を上がって現れたのは、乙女峠マリア聖堂と呼ばれる昔の教会です。 朝日を浴びてなかなかきれいで登った甲斐がありました。 山を下って、津和野の街に戻ります。 津和野の街は重伝建地区にも指定される古い町並みが残っており、水路に恋が泳ぐ光景が有名です。 早朝だったので鯉も寝てましたけどね。 まだ観光には早い時間だったので、誰も歩いておらず街を独占した気分になれました。 街歩きをしていたらお腹が減ったので、津和野駅前にある「小京都」という喫茶店でモーニングを頂きました。 ゆったり朝食を食べ終えて店を出て、津和野駅前にあるSLを観察。 休日は山口から津和野までSLが走ってくるらしいです。 ただ昼過ぎにならないと来ないらしいので走るSLを見るのはパスしました。 宿に戻って、支度を整えて初めての民泊体験を終了。 今回のように広いスペースを誰にも邪魔されずに使えるなら次からも是非民泊したいです。 車に乗って近くにある山の上にある太皷谷稲成神社へ行ってみました。 263段の階段を登って連なる鳥居を見るのが醍醐味だそうです。 ワシはそんなことは知らん...車の方が楽じゃろうが! 楽して朱色がきれいな神社に到着して山の上から津和野の街を眺めることが出来ました。 これくらいで津和野とはお別れして、島根県を離れて山口県に入ります。 山口県最初の目的地は江戸時代長州藩の本拠地であった萩です。 萩は明治日本の産業革命遺産で世界遺産に登録されています。 そんな萩で最初に訪れたのは、松陰神社です。 お察しの通り吉田松陰ゆかりの神社で、ここの境内には歴史で習った松下村塾があります。 明治以降の近代日本を築いていく方々がここから輩出されたわけですね。 総理大臣が山口県人で牛耳られている原因ですよね。 そういえば松陰神社のマークってどこかで見たような気がします。 ハーケンクロイツ...。 反対ですけどね。 松陰神社の入口にこんな貼紙がありました。 ポケモンGO禁止令。 吉田松陰って肖像画からしても真面目そうでゲームとかしなさそうなので仕方ないです。 松陰神社を見終えたら既に昼前になっていたので、道の駅萩しーまーとで昼食にしました。 浜料理がんがんというお店で限定15食のアラ煮定食を頂きました。 詳細 アラ煮定食は結構豪華ですが、\1000程度で食べられたので大満足です。 お腹を満たした後、近くに萩反射炉という世界遺産があるというので行ってみることにしました。 反射炉というのは、煙突がある建物の中で熱の反射を利用して鉄を溶かすところです。 ただ訪れてみて思ったことはひとつ。 これが世界遺産?? ちょっとした煙突でしかないというのが正直な感想です。 これだけで世界遺産になったわけではないですが、最近何でも世界遺産にし過ぎな感は否めません。 まぁ、金を取るわけではないし、ただの近代化遺産巡りというレベルです。 この後は重伝建地区に指定されている萩の街を散策するために萩城跡近くに車を走らせました。 駐車場は沢山あるのですが、無料と書いてあったり有料と書いてあったり意味不明です。 適当な場所に駐車して金は払いませんでしたけどね。 まず萩城跡に入ってみることにしました。 廃城になって石垣と堀しか残っていませんが、公園としてはなかなかきれいです。 ただ有料ですけどね。 萩城跡から海を眺めると、これが美しいんです。 日本海は荒波のイメージしかありませんでしたが、山口の日本海側はきれいなんですね。 萩城の次は堀内鍵曲と呼ばれる連続直角カーブへ。 萩でF1したらモナコより難コース確定です。 土壁が美しく、何だか江戸時代にタイムスリップしたみたいです。(小学生の感想) ここは観光客も少なくて写真を撮るのになかなか良かったです。 このあたりは古い家々が残るので、萩の名物夏みかんと白壁のコントラストなんかもきれいでした。 観光の中心は、菊屋横丁のあたりでここに近づくともう観光客でいっぱいです。 団体観光客が多過ぎて、どうやっても写真に写りこむので少し残念でした。 萩と言えば萩焼が有名なので特売の「とっくり」と「おちょこ」を買って、萩城の方へ戻ります。 中心から少し離れると観光客もいなくなって静かに街を眺めることが出来ます。 こうして萩観光も終えて、時間は15時。 ここからこの旅の最終目的地である山口市へ移動です。 山口市は西の京とも呼ばれる街であり、瑠璃光寺は国宝に指定されています。 瑠璃光寺の境内は香山公園と呼ばれ、五重塔が夕日に照らされていました。 山口市はザビエルが布教活動をしたらしく、山口サビエル記念聖堂というのがあります。 何故か「サビエル」と濁らないんです。 想像していた教会とは違って迫力があり過ぎです。 ザビエルは侮れませんね。 教会の近くには亀山公園という丘があり、その上からは山口市を眺めることが出来ます。 短時間で名所を回った後は、湯田温泉のホテル西の雅常盤へ。 市街地にある温泉なのでアクセスが良くて使い勝手が良いですね。 温泉に入って体も温まったところで山口市の中心商店街で晩御飯にしました。 商店街横のタワー型有料駐車場に車を停めましたが、1時間100円と安いです。 商店街を歩いてみて思ったのは、某三重県の県庁所在位置より都会だということ。 大門にこんなかっこいい球体はありませんからね。(笑) 商店街近くの春来軒中市店で山口の隠れた名物「ばりそば」を頂きました。 詳細 ちゃんぽんみたいですが、鶏がら中太麺を揚げているので全然違います。 個人的にはかなりお気に入りの味でした。 お腹を満たしたのでそろそろこの旅もおしまいです。 18時半頃、車に乗って450km程度のドライブ開始です。 ずっと高速道路に乗っているので快適に走れましたが、問題はウォークマンを運転しながら変えられないこと。 片手で適当に歌手を変えようとしたら問題が発生しました。 宇多田無限ループに突入。 何かIt's automaticって3回くらい聞きました。 運転も選曲もオートマティックだったらいいのにと思いながら日が替わる頃に伊丹に帰ったのでした。 |
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