富士山

 湯浅・五條旅行記
 2018年04/07 (湯浅編)

4/7(土)、青春18きっぷが使える最後の週末だったので当然ながら旅に出ました。

この春の青春18きっぷ旅は1回目が西の播磨、2&3回目は北の金沢、4回目は東の大垣へ向かいました。

そこで、最後は南の和歌山方面に向かうことにしました。

朝6:44JR伊丹駅を出て、大阪駅で紀州路快速に乗って8:30に和歌山駅に到着。

和歌山駅8:40発の紀勢本線湯浅行に乗り換えて、9:29に最初の目的地湯浅に到着しました。

湯浅と言えば醤油発祥の地として知られており、重伝建地区に指定される街並が魅力です。

駅前から歩いていくと熊野古道が現れます。

ただ皆さんが想像する山の中の石が敷かれた道とかではなくただの細い道です。

古くから道なので車1台が通るのがやっとの区間もありました。

熊野古道を北に歩くと、古そうな建物が段々と現れてきました。

このあたりが重伝建地区に指定されており、岡正から角長までがメインストリートです。

説明が難しいので、とりあえず写真を見て感じ取ってください。

醤油屋さんの角長の裏手には大仙堀と呼ばれる堀があり、この地区のランドマーク的な存在です。

お世辞にも水はきれいじゃないですけどね。

角長の醤油資料館なんかもあり、見学自由なので興味があれば見てみると面白いと思います。

少し路地に入ると甚風呂という元風呂屋さんを改装した民俗資料館がありました。

自由に見学出来るということで入ってみると本当に昔の風呂屋で趣がありました。

ボイラーなんかも展示されていて竹バイクのようなマニアには垂涎の品です。

湯浅観光していたら11時になったので駅前のかどや食堂で昼食を頂きました。 詳細

本当は生しらすを食べたかったのですが品切れだったので、さしみ定食+釜揚げしらす丼を頂きました。

釜揚げでこんなに美味しかったら、生はどんなに美味いのだろうと想像を膨らませてしまいました。

お腹を満たして、湯浅駅11:51発の電車で一旦、和歌山駅に戻りました。

 湯浅・五條旅行記
 2018年04/07 (五條編)

12:35に和歌山駅に到着して、和歌山駅を出て駅直結の商業施設MIOへ。

本日、2度目の昼食の和歌山ラーメン@丸美商店。 詳細

デブまっしぐらですね。

デブになりたいのかボケて昼飯を食べたことを忘れたのかは想像にお任せします。

2回目の昼食を食べ終えて、本屋で立ち読みして次の電車までの待ち時間を潰してました。

電車の時間が近づいてきたので、和歌山駅から和歌山線の出発ホームへ。

和歌山線はワンマン電車なので改札内に再び改札があるスタイルで18きっぷユーザは無地改札のインターホン呼出が必要です。

13:55発の王寺行の電車に乗り込んで、揺られること1時間半。

15:19に奈良県五條市の大和二見駅に到着しました。

何もない駅ですが、この駅と五條駅の間に重伝建地区に指定されている五條新町があります。

10分くらい歩くと少し古い建物が出てきて、気付けば古い建物ばかりになってました。

五條新町を横切るようにコンクリートの橋が中途半端にかかっている場所がありました。

これは幻の五新鉄道の一部で五條と新宮を結ぶ計画でしたが、太平洋戦争の財政難で頓挫したそうです。

高架下が住居となっており、不思議な感覚の場所でした。

五條新町から少し横道に入ると吉野川(紀の川)に沢山の鯉のぼりが泳いでいました。

端午の節句には少し早いですが、良い景色でした。

重伝建地区はまだまだ続き、どんどん新たな建物が出てきてなかなか進みませんでした。

古い街並が終わらないことに幸せを感じる竹バイクは根っからの街並マニアなんでしょうね。

重伝建地区の他に五條駅の近くにさらにマニアックな見所があります。

まことちゃん人形in楳図かずおハウス。

調べてみると、楳図先生は五條市で育ったんだそうです。

まことちゃん人形とはお別れして、五条駅16:30発の王寺行の電車に乗りました。

王寺に17:26に到着して、大和路快速大阪行に乗り換えて、18分で天王寺駅に到着。

あべのキューズモール近くにあるグリルマルヨシでシナモンクリームコロッケなどが付いた定食を頂きました。 詳細

スープとご飯がおかわり自由だったので、大盛を注文したのにさらにおかわりをもらってしまいました。

やっぱりデブまっしぐらですね。

お腹を満たして伊丹に帰ろうかと思ったのですが、何だか心に引っかかるものがあります。

実は近鉄王国の民としてJRばかり使って旅をする罪悪感に苛まれていました。

何とかこの旅でも近鉄様に忠誠心を見せないといけないと思ってしまったのでした。

知らず知らずのうちに私の足は近鉄グループのランドマークタワーあべのハルカスに向かっていました。

ハルカス300展望台のチケット売り場で\1500を払うことで免罪符を得ようとしたわけです。

当日券という免罪符を得て、60階の展望台へ一気に上がりました。

エレベータを出て目の前に広がっていたのは大阪の夜景。

写真を撮らずにはいられないわけですが、ハルカス300は三脚を使っても良いという太っ腹。

カバンからミニ三脚を取り出して光が反射しない柱の陰に隠れてほぼ寝そべりながら撮影しました。

地べたに寝そべるおっさんを子供たちが奇異な眼差しで見てきました。

美しい夜景が撮れたことを近鉄に感謝しながらハルカスを出て、18きっぷを使ってJRで伊丹に帰り、無事に旅を終えたのでした。

最後に、今回の青春18きっぷの5回分の移動をまとめておきます。

JRさん、これからも無駄に沢山電車に乗らせて頂きます。

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