湊川新開地旅行記'25 2025年3/9 |
3/9(日)、10時頃にふらっと自宅を抜け出し阪急に乗って神戸方面へ。 今回の目的地は神戸の新開地です。 阪神エリアに住んで干支が一回り以上していますが、訪れるのは今回が初めてです。 新開地は神戸駅から東へ1kmほどのエリアで交通アクセスも悪くないですが、神戸の観光ガイドには載らない街です。 阪急電車に乗ったまま三宮を越えて2駅の高速神戸駅で下車。 高速神戸駅はデュオ神戸山の手で東側のJR神戸駅、メトロこうべで西側の新開地駅と地下で繋がっています。 メトロこうべを歩くと地下街には見慣れないものが現れました。 地下闘技場は知ってますが地下卓球場は初めてです。 メトロ卓球場付近に4番出口から地上に上がると目の前に柳筋と書かれた大きな看板がありました。 柳筋商店街...否、風俗街です。 この柳筋が通る神戸の福原といえばその道で有名な街です。 東京の新吉原、京都の島原、神戸の福原を花街の「三ハラ」というのだとか。 福原遊郭自体は明治になった年にできたもので当時の福原は今とは少し違う場所だったそうです。 大阪-神戸間に鉄道が敷設されることで福原は現在の場所(当時の湊川東側)に移転しました。 柳筋を真っすぐ山の方へ歩き、風俗街を抜けて荒田公園の北の角に到着。 まずは腹ごしらえということでうどんとそばの店「たつや」で昼食を頂くことにしました。 詳細 見た目はただの定食ですが、11時前に到着したのに15人以上既に待っており、30分くらいしてやっと入店出来ました。 立派なエビフライが豪快に刺さった名物のエビカレー丼を頂いたらお腹一杯になりました。 ようやくここから今回の街ブラの開始です。 たつやのある荒田町の地名の由来は湊川の氾濫で「荒れた田」しかないことから名付けられたんだとか。 ただ周りに川は無いし、先ほどの福原の街の横も川だったはずですが見当たりません。 ここがこの旅のポイントで、旧湊川は本来この辺りを通っていたのですが明治期に流路を変えて新湊川になったんです。 そして旧湊川を埋め立てた後に街を新しく開拓したので、この地を「湊川新開地」と呼んだのです。 いつの間にかそこから湊川が取れて今では「新開地」になっています。 荒田公園から南東へ少し歩くとアーケードの商店街と交差しました。 この商店街が神戸の台所東山商店街です。 この辺りまで来ると商店街など寂れているのかなと勝手に想像してましたが、良い意味で想像を裏切ってきました。 個人商店がメインの昭和の雰囲気の商店街ですが、活気があって何だか買い物がしたくなります。 まだ動いている魚が並べてある店、さきいか製造機で干イカをカットしている店などなかなか面白いです。 東山商店街を山側に抜けると今度は向きを変えてマルシン市場なるものが現れます。 こちらの中にも肉屋、魚屋など個人商店が色々入っており、元町で有名な餃子屋だった淡水軒もこの市場に移転していました。 マルシン市場の横を流れているのが新湊川です。 元々東山商店街に沿って流れていたことを考えると今は90°向きを変えています。 新湊川に沿って西へ進むと湊川隧道と書かれたトンネルが現れました。 今は使われていませんが、日本初の河川トンネルで国の登録有形文化財に指定されています。 現在はこの下にもっと立派な湊川トンネルが整備されており、会下山をくり貫いて長田方面に流れています。 湊川隧道で踵を返し、再び旧湊川に沿って東山商店街を下りました。 しばらく歩くとアーケードの中に急な坂が現れました。 商店街は平坦なところにあるのが常なので個人的には非常に新鮮でした。 一般人の感覚ではなく商店街マニアの感想です。(笑) この坂を境にみなとがわ商店街に入ります。 みなとがわ商店街は駅に近いせいか個人商店よりも規模の大きな店やチェーン店が目立ちました。 みなとがわ商店街をさらに進むと東西に走る山手幹線にぶつかりました。 ざっくりですが山手幹線より山側が湊川、海側が新開地というエリア分けなんですかね。 ということで新開地編に続きます。 |
湊川新開地旅行記'25 2025年3/9 |
みなとがわ商店街を抜けると山手幹線にぶつかり、地図ではこの辺りに湊川公園があるはずです。 探していたら道路の上が湊川公園でした。 背の高い兵庫区役所の南が公園になっており、子供たちが思い思いに遊んでいる姿がありました。 湊川公園をぶらり歩いていると立派な像が目の前に現れました。 大楠公って誰...? 調べてみると楠木正成のことで彼が足利尊氏と戦って自害したのが湊川の戦いということです。 楠木正成ゆかりの地としても湊川は有名というわけです。 こうして湊川公園から南側にある新開地一丁目商店街へ。 ここからようやく新開地と名前が付いた場所が現れます。 店の種類はパチンコ屋や居酒屋などが多く、おっさんの街という印象です。 新開地は昭和初期までは「東の浅草・西の新開地」と呼ばれた一大歓楽街でした。 数多の芝居小屋や映画館などが立ち並んでいたようです。 ただ戦後になり役所の移転や川重の縮小などがあり、人の流れは三宮へ移り、新開地は廃れていきました。 新開地一丁目商店街の南に二丁目商店街、中央幹線を挟んでさらに南に三丁目商店街があり、そこまではアーケードの商店街です。 二丁目商店街の中には喜楽館という寄席があったりします。 三丁目商店街のアーケードの天井は高く、スカイゲートと呼ばれています。 三丁目商店街を抜けると新開地本通り商店街になり、少し雰囲気が変わります。 元々はアーケードだったらしいですが、天蓋を取り払ってアートの街として生まれ変わったそうです。 こちらは新開地アートひろばと呼ばれる施設です。 この日は子供たちが沢山集まっており、新開地に入って初めて未成年を見た気がしました。 新開地本通りの商店街のシンボルはBIGMANと呼ばれています。 薄目で見たら大きい人が見えるはずです。(笑) 続いてBIGMANから歩いて5分ほどで神戸駅付近に到着。 駅の向こう側はハーバーランドやモザイクなど神戸の観光名所なわけです。 少しはこちらも見てくれと心で叫びながら近くの湊川神社にお参りしてきました。 表神門が立派過ぎて圧倒されますが創建は明治に入ってからの新しい神社です。 主祭神は楠木正成...。 楠木正成はもうこのエリアのヒーローですね。 拝殿で大楠公に湊川新開地をこれからも見守って頂くようお願いしてこの旅を終えたのでした。 BIGMAN(大人)だけでなくSMALLMAN(小人)も集まれる街に新開地がなれることを祈っています。 |
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