富士山

 再度山登山記'25 2025年5/1 
(布引編)

5/1(木)、早起きしてリュックに少量の荷物を詰め込み、久しぶりに登山靴に足を通しました。

阪急伊丹駅から電車に揺られ、7時前に神戸三宮に到着。

今回は新神戸駅の裏から山に入り、布引の滝から再度山に登ります。

三宮からフラワーロードを北上し新神戸へ至り、ここで腹ごしらえ。

7時開店のカフェBERTHIER(ベルティエ)でオシャレなフレンチトーストを頂きました。 詳細

フレンチトースト

山登り姿の40手前のおっさんには似つかわしくないですね。(笑)

朝食を食べ終え、ここが今回のスタート地点である新神戸駅

新神戸駅

写真左側の真っ黒な通路から駅の下を抜けると裏側は直ぐ登山コースになっています。

六甲山の登山関連情報を調べると布引コースと呼ばれているルートになります。

スタートから直ぐに垂れ下がる藤の花と神戸市の市章が入ったレンガ造りの砂子橋(いさごばし:明治30年)が現れます。

砂子橋

藤の花が沢山咲いていたので鬼に食われる心配もなさそうです。(鬼滅の見過ぎ)

そこから少し歩くと布引の滝の雌滝という看板が現れました。

布引の滝(雌滝)

この辺りは落葉樹が多いので冬は滝がきれいに見れるらしいのですが、この季節は緑の青々とした葉っぱに隠されています。

雌滝は残念ですが、もう少し先の雄滝は立派でした。

布引の滝(雄滝)

この滝は藤原定家や在原業平などの歌に詠まれ、日本の滝百選に選ばれるだけの迫力があります。

もう少し上がったところにみはらし展望台があり、まだ神戸の街が近くにあることが分かります。

みはらし展望台からの眺望

普段着のカップルなんかも歩いていたので、ここくらいまでは散歩気分で来れますね。

このコースは利用者が多いせいか道もトレイもしっかり整備してあります。

登山道とトイレ

ここから少し山の中に入ると所々に分岐点があります。

そのひとつが猿のかずら橋と呼ばれるものです。

猿のかずら橋

名称から祖谷渓のものが想像されますが、こちらは鉄の橋に少しだけ木々が巻きついているくらいです。

迷いながらもこの橋は渡らずに先に進みます。

このルートを歩いていると砂防ダムらしきものがいくつか現れます。

六甲山は柔らかい地質も多く、なおかつ急なので大雨が降ると土砂が一気に市街地に流れ込む可能性があるからでしょう。

それはともかく道が正しいのか不安に思いながら歩いていると、布引貯水池の看板があり、ほっと一安心。

貯水池の少し手前に五本松かくれ滝というのがありました。

五本松かくれ滝

この滝は貯水池から放水している時だけ水が流れる滝らしく、この日は運よく見ることが出来ました。

滝から別方向を見上げると布引貯水池の水を堰き止めている布引五本松堰堤の迫力ある姿が目に飛び込んでいきました。

布引五本松堰堤

明治時代に造成された日本初の重力式コンクリートダムで重要文化財に指定されています。

この日は晴天に恵まれ、布引貯水地は鏡のように山々を映していました。

布引貯水地

布引貯水地周辺では布引断層の露頭を見ることも出来ます。

布引断層の露頭

写真の丸で囲ったところは断層の境目で層が擦れて砂状になっています。

左が上方向、右が下方向にずれているらしいですが、地学マニアじゃないのであまり興奮しません。

布引貯水池からは布引ハーブ園などを訪れることも出来ますが、今回はパスして貯水池の周りから生田川に沿って歩きます。

途中の紅葉の茶屋は閉まっていましたが、店前で猫が出迎えてくれました。

紅葉の茶屋

猫

さらにその先に桜茶屋というのがあるのですが、ここで竹バイクがやらかします。

コースを間違えて再度山じゃない方に5~10分ほど進んでました。

桜茶屋

竹バイクが間違えたのは写真の直進方向で、再度山に行くには左下にある階段を下る必要があります。

案内表示も裏側しかないし、こんなところに分岐があるなんてです。

それにしても早い段階で気付いて良かったぁ...。

再度山編に続きます。

 再度山登山記'25 2025年5/1 
(再度山編)

桜茶屋から階段を下りると、市ヶ原という所に出ました。

市ヶ原

ここで川を渡って、西側にある再度山を目指します。

ここまでの所要時間は1時間10分程度で、写真を撮りながら進んでいるのでまずまず順調です。

少し歩くと舗装された道が現れ、歩き易いですが登山気分という意味では微妙です。

再度山の北西にある修法ヶ原池を目指すルートとして再度山を反時計回りに回るルートを選択。

蛇ヶ谷というところで、苔生す階段など登山気分が戻ってきました。

蛇ヶ谷

鳥の声を聴きながらしばらく歩くと、開けたところで奥再度ドライブウェイに合流。

その先に修法ヶ原池(しおがはらいけ)が現れました。

修法ヶ原池

池の周りが再度公園として整備されており、車で来てBBQを楽しむことも出来るようです。

景色がきれいなのでここで水分補給など少し休憩してから再出発。

修法ヶ原池からさらに反時計回りのルートで進むと山頂へ向かう小道が出てきました。

見晴らしが良いかは分かりませんが、せっかく来たのでとりあえず行ってみました。

再度山頂

再度山の標高は470mで、三宮の標高は10mくらいなのでスタートとから460m登ったことになります。

運動不足の身体にしてはよく頑張った方です。

山頂からはポートアイランドが霞んで見え、結構遠くまで来たなという印象です。

再度山頂からの眺望

ここから再度山の南にある大龍寺へ。

大龍寺の周りには四国八十八箇所石仏群という88個の祠みたいなものがあります。

四国八十八箇所石仏群

直ぐに寺のお堂に着くだろうと順番に巡っていったらめっちゃ時間がかかりました。

お寺の周りの山道をぐるっと一周するので、時間が無い方は大師堂があるところに直行するのがベターです。

大龍寺大師堂

大龍寺は東寺真言宗の別格本山であり、弘法大師空海が唐に渡る前に訪れ、帰国後にも再度訪れた場所らしいです。

それで再度山なんですね。(すっきり)

山道を歩いてお堂に辿り着いたので険しいところにある寺からと思っていたのですが、仁王門から続く参道は整備されていて付近にバス停もあるようでした。

大龍寺参道

大龍寺からは少し寄り道して善助茶屋跡というところへ歩いてみました。

そこにあるのが毎日登山発祥の碑です。

毎日登山発祥の碑(善助茶屋跡)

毎日ここまで登山するのはちょっと大変ですね。

...逆に健康を害するような(笑)

この時点でスタートから2時間20分が経過して、竹バイクにも疲れの色が現れました。

ここから先は空海が歩いたとされる大師道を歩いて下るだけですが、これがなかなか大変。

途中、猩々池の横にある再度谷堰堤のいかつい構造物を見たくらいであとは只管下るのみ。

再度谷堰堤

下り道で1回足を捻りかけましたが、登山靴に救われました。

見るものはあまりなかったですが、すれ違う人は多かった印象です。

人々が住む建物が現れる下界まで猩々池から40分くらいかかって下山しました。

諏訪山町付近

こうして諏訪山町付近に戻ってきたわけですが、今回はさらに宇治川沿いを歩いて大倉山公園近くまで歩きました。

目的は神戸っ子のソウルフードであるもっこす総本店の中華そば。 詳細

中華そば

疲れた身体に塩分と旨味が浸み込んでいくのを感じながら、この旅を終えたのでした。

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